日程・場所
宮城県・スポーツランドSUGO
2022年8月 13日(土):公式予選・レース1
2022年8月 14日(日):レース2
ライダーたちにとって、怪我を抱えてのSIRチーム地元での復帰戦…!
アジアロードレース選手権(ARRC)第3戦がSI Racingのホームコースである宮城県・スポーツランドSUGOで初開催された。
ASB1000クラスのレギュラーライダーであるパサウィット・ティティワララックにとっては初めて走るコース。
伊藤真一監督がレクチャーしながら、タイムを削っていく。
また、今回は、 全日本ST600クラスに参戦中のムクラダ・サラプーチもSS600クラスにスポット参戦。
ムクラダは、先日の全日本SUGOラウンドに参加しているが、3コー ナーで転倒し負傷。
パサウィットも6月の鈴鹿テストで転倒し左手を痛めており、今回は2人とも復帰戦となっている。
台風8号の接近で天候の行方が気になるところだったが金曜日はドライで走行。
土曜日も予報より天気はよく、ドライのまま進行。
AP250クラスの直前に雨が降り出し、ウエットとなるが、すぐに雨は止み、SS600クラスのレース1はグリッドでスリップタイヤに交換する状況となっていた。
公式予選では、ムクラダが1分31秒台にいれ10番手。
パサウィットは、やはり左手の状態が厳しく14番手となった。
迎えたSS600クラスのレース1。
ムクラダは慎重にスタートを決めオープニングラップで9番手まで浮上。さらにポジションを上げ7番手を走っていたが、レー ス終盤にペースを上げられず10位でゴール。
ASB1000クラスのレース1は、2周目に多重クラッシュが発生し赤旗中断。
2度目のスタートの際、オーバーヒートしたマシンがありディレイと、2度スタート のやり直しがあり、10周の超スプリントで争われた。パサウィットは痛む左手をかばいながら周回し、こちらも10位でゴール。
日曜日に行われたレース2では、SS600クラスのムクラダが今度は追い上げのレースを見せ5位に入賞。
ASB1000クラスのパサウィットは、12位でゴー ルしている。
ムクラダは、すぐに全日本オートポリスの事前テストがあり、8月28日にはレースが控えている。
ライダー・監督コメント
伊藤真一 チーム監督Shinichi Ito Team Manager
「2人ともケガからの復帰戦だったので頑張ってくれました。
特にパサ ウィットは左手がうまく使えない状態だったので厳しいレースでした。
次のマレーシア・セパンに向けて治療に専念してもらいます。ムクラダはスタートで出遅れながらもレース2では追い上げを見せて5位といいパフォーマンスを見せてくれました。
今回は、タイホンダさんと隣のピットでお互いに協力しながらできたこともよかったですし、チームの地元なので多くの皆さんが応援してくださいました。ありがとうございました。」
#123 パサウィット・ティティワララック Passawit Thitivararak
結果
公式予選:14番手(1分29秒841)
レース1:10位
レース2:12位
「1000ccで初めて走るSUGOは、とても難しいレースになりました。
6月に鈴鹿で負傷した左手が、まだ完全ではなくテクニカルなSUGOのレイア ウトは厳しいものがありました。
レース1は10位、レース2はスタートが決まり前の集団についていけていましたが、途中で転倒しそうになってしまい 遅れてしまいましたが何とか完走しました。次戦までにケガを治して完全な状態で挑みたいですね」
#44 ムクラダ・サラプーチ Muklada Sarapuech
結果
公式予選:10番手(1分31秒941)
レース1:10位
レース2:5位
「まずはアジアロードレース選手権に参戦する機会をいただけたことをチームを始め関係者の皆さんに感謝いたします。
SS600クラスに初参戦でしたが、ベストを尽くしました。チームのおかげでレース2ではトップ5 に入ることができました。またワイルドカードが手に入れば参戦したいと思っています」