【MFJ4戦目つくば】2人の課題が明確になった筑波ラウンド

日程・場所

2024MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ第4戦筑波大会
茨城県・筑波サーキット(1周=2.070km)

2024年6月16日(日):予選・決勝
天候:雨のち晴れ
コース:ドライ

結果

J-GP3
#26ブラパ・ワンムーン
予選16番手(タイム:1分00秒971)
決勝:16位

#27タナチャット・プラトゥムトーン
予選21番手(タイム:1分01秒585)
決勝:17位

目次

天気は急激に回復。レースがスタートするころには、青空が広がり厳しい暑さ。

全日本ロードレース選手権シリーズ第4戦が茨城県・筑波サーキットで開催された。

全日本ロードレースは、J-GP3クラスのみとなり、Astemo Honda Dream SI Racingからは、ブラパ・ワンムーンとタナチャット・プラトゥムトーンがエントリーした。

1周約2キロのタイトなサーキットは、ラップタイムもちょうど1分。タナチャットはもちろん、全日本2年目とも言えるブラパにとっても初めて走るコースとなった。

事前に公開テストはなく、5月にピレリタイヤの走行会で初走行したのみで金曜日午後からの特別スポーツ走行に臨んだ。筑波ラウンドは、土曜日はART合同走行が行われ、日曜日に予選、決勝が行われるイレギュラーなスケジュール。

金曜日から急激に暑くなり、気温は30度、路面温度は50度を超える厳しい暑さに見舞われた。2人とも金曜、土曜と順調にタイムを縮めていき、ブラパは1分00秒571で11番手、タナチャットは1分01秒074で14番手につけていた。

日曜の朝方には雨が降り、路面コンディションが心配されたが、J-GP3クラスの公式予選が始まるまでには路面は乾き、ドライコンディションでのタイムアタックとなった。セッションが始まると雨上がりの路面、気温も下がったことによる変化に、うまく対応できず、なかなかタイムアップできずにいた。

周りのライダーの走りを見ながら、セッション終盤にタイムを出しにいくが、前日のタイムを上回ることができずブラパが16番手、タナチャットが21番手となり、決勝での追い上げを狙っていた。

天気は急激に回復し、J-GP3クラスのレースがスタートするころには、青空が広がり厳しい暑さとなっていた。

ブラパは、好スタートを切りオープニングラップは、14番手で通過。タナチャットは18番手につけていた。ブラパはセカンドグループ、タナチャットはサードグループで周回を重ねていく。ブレーキングで苦労していたブラパはバトルを繰り広げながらポジションを落としてしまう。何とか前のライダーをパスしようと、ほぼ並びかけてゴール。

前のライダーと同タイムだったが、かわすことはできずに16位。その後方からタナチャットも続き17位でチェッカーフラッグを受けている。

ライダー・監督コメント

伊藤真一 チーム監督 Shinichi Ito Team Manager

「筑波サーキットというコースもありましたが、2人とも自分の持っている力を出し切れないレースでした。予選、決勝と前日のART合同走行のタイムを超えることができなかったですし“前にいこう!”という気持ちの問題もありました。チームスタッフ全員が、2人が成長してくれることを願っていますし作業してくれています。今シーズンの全日本ロードレースJ-GP3クラスの参戦は、次戦のオートポリスまでですが、引き続き2人とも今の殻を破っていけるようにバックアップしていきます。」

#26 J-GP3 ブラパ・ワンムーン
Burupa Wanmoon

「土曜日までのポジティブな流れを予選、決勝につなげることができず非常に残念に思っています。朝方まで雨が降っていましたが予選では、ブレーキングに苦労してしまい前日のタイムを更新することができませんでした。決勝でもブレーキングがうまくいかず、集団の中にいてもコーナー追いついても抜くことができずに抜かれてしまう場面がありました。課題はハッキリしているのでシーズン後半戦に向けて改善できるようにしていきたいと思っています。」

#27 J-GP3 タナチャット・プラトゥムトーン
THANACHAT PRATUMTONG

「筑波サーキットは非常にタイトですが、走れば走る程、難しいコースです。知り尽くしているライダーが多く、その差を詰めようと頑張りました。とても勉強になったことはよかったですが、一緒にレースをするのは苦労しました。レースではグループの先頭に立ち、前を走るブラパが前に見えたので、追いつくことができれば、もう一つ前の集団で走ることができたはずです。それができずに残念でした。」

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