【ARRC2023第2戦 タイ チャンインターナショナル】課題が残った第2戦。

日程・場所

ARRC第2戦 マレーシア セパンインターナショナルサーキット
2023年5月13日(土)公式予選・レース1
14日(日)レース2

目次

課題が残った第2戦。

アジアロードレース選手権(ARRC)第2戦マレーシア・ラウンドがセパン・インターナショナル・サーキットで開催された。開幕戦のタイに続きマレーシアも気温が高いことに加えて独特的なスコールがレースにどのような影響を与えるか気になるラウンドである。


パサウィットにとって初めての1000ccマシンを駆る昨シーズンのマレーシア・ラウンドでの金曜日の総合タイムは9位で終えた。今年は金曜日のFP1からいきなり3位に着け、FP2では6位となった。セッティングをアジャストして迎えたFP3では再度3位につけ、総合タイムでも自身最高位となる3位となり初日を終えた。


残念ながら土曜日の公式予選では6位とポジションを下げるが、ライバルとのタイム差は小さくレース1への期待は膨らんだ。


12周で争われたレース1。パサウィットは6番手につけオープニングラップを終えた。BMWを駆りトップを走るマーカスを除く、6台によるセカンドグループの中でのバトルは最終ラップまで繰り広げられた。パサウィットはセカンドグループの後方につけながらパッシングポイントを探った。
14、15コーナーで勝負することを決めたラストラップの9コーナーでクラッシュ。幸いにもマシンへのダメージは少なく、再スタートを切って10位でレースを終えた。


日曜日に行われたレース2では、スタートで出遅れてしまい9番手で1コーナーに入っていく。2周目に8番手、3周目に7番手とポジションを上げ最終的に6位フィニッシュした。
レース2でのパサウィットのペースはよく、前を走る上位のライダーたちと遜色のないタイムで走りきっただけに、スタートでの遅れが悔やまれるレースであった。

ライダー・監督コメント

伊藤真一 チーム監督Shinichi Ito Team Manager

総合タイムで過去最高の3番手につけ、週末に向けてのスタートは良いものでした。しかしレース中ではライバルに対するストロングポイントをうまく見つけられずにいますので、その部分を改善していきたいですね。一方で今日のような集団の中で走る場合、最終ラップまでそのポジションをキープ出来ないことがありましたので、確実に成⻑している部分もあります。今シーズンは表彰台を獲得するという目標を持っています。ハード面においては今日のデータを分析して乗りやすく戦闘力のあるマシンを次戦にむけて準備し、ライディング面においてはさらにアドバイスしてまいります。来週は全日本SUGOへのスポット参戦、その後のテストなども予定しているので、ARRC日本ラウンドに向けて良い結果が残せることを期待しています。

#95 Passawit Thitivararak パサウィット・ティティワララック

公式予選:6番手(2分06秒406)
レース1:10位
レース2:6位

初日の結果を考えると、レース1、レース2の結果は残念でなりません。
レース1では勝負に出る準備をしていた矢先のクラッシュはプッシュアウトするような不思議な感じでした。
レース2ではレース中のペースが良かっただけにスタートのミスが悔やまれます。来週は全日本SUGOラウンドにST1000クラスからスポット参戦するチャンスを得ることができました。1000ccでのさらなる経験を積んで6月のARRC日本ラウンドのレースに活かして、チームと僕の目標を早く達成したいと思います。

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