日程・場所
タイ・チャーンインターナショナルサーキット
2023年12月2日(土)公式予選・レース1
3日(日)レース2
チームをバックアップしてくださった全ての皆様に感謝。
アジアロードレース選手権(ARRC)最終戦がタイ・チャンインターナショナルサーキットで12月2日・3日に開催された。今回は、レギュラーライダーであるパサウィット・ティティワララックが復帰予定となっていたが、レースウイーク直前のアクシデントで再び負傷してしまい、前回の中国ラウンドに引き続き作本 輝介が代役としてASB1000クラスに参戦した。
作本は、もちろんチャーンインターナショナルサーキットを走るのは初めて。金曜日のフリープラクティスは、1本目で1分38秒568をマークすると、2本目は1分38秒391、3本目では一気に1分37秒251までタイムアップし7番手につけていた。
土曜日の公式予選では、セッション序盤に1分36秒382を記録。セッション終盤に、さらにタイムアップを狙っていくが5コーナーで転倒を喫してしまう。幸いケガはなくチームはマシンを素早く修復し、レース1のグリッドに向かうことができていた。
13周で争われたレース1。作本は、7番手グリッドから好スタートを決め1コーナーで5番手に浮上。そのままトップグループを追っていくが徐々に離されてしまう。ちょうどレースも折り返しというところで4コーナーでコースアウトしてしまい6番手に降順。何とか5番手のライダーに追いつきチャンスを伺うが、僅かに届かず6位でチェッカーフラッグを受けた。
レース2では6番手で1コーナーに入っていくと序盤はトップグループの後方につけ周回を重ねていく。2周目の3コーナーでは、ブレーキングで國井選手をかわして5番手に浮上。3周目には3番手を走っていたアズラン選手が3コーナーでコースアウトしたため4番手に上がっていた。レース中盤からトップグループから遅れ始め、後方からはペースを上げてきたアズラン選手が追いついてくると6周目にかわされてしまい5番手にポジションダウン。レース終盤には約2秒差で追っていたが、残り2周でアクシデントがあり赤旗中断。そのままレース成立となり作本は5位となった。
ライダー・監督コメント
伊藤真一 チーム監督 Shinichi Ito Team Manager
チームとしては、第3戦SUGO以来のアジアロードレース選手権にARRC最終ラウンドでは、パサウィットが復帰予定でしたし、本人もレースを楽しみにしていましたが直前に再び負傷してしまったため、急きょ作本を起用しました。前戦の中国ラウンドでの経験を活かし、予選での転倒はありましたが、決勝では、しっかり結果を残してくれました。初めてチャンインターナショナルサーキットを走る作本にパサウィットがアドバイスし、今回チーフメカニックのスッパラークがマシンをいい方向に導いてくれました。2023年は、ARRC参戦2年目となるので表彰台の常連なることを目指していましたが、パサウィットのケガもあり、目標を達成することはできませんでしたが、チームは常に一丸となって戦うことができたことは誇りに思います。2023年全日本ロードレース、ARRCの全てのレースが終了しました。Astemo様、タイホンダ様を始め、チームをバックアップしてくださった全ての皆様に感謝いたします。ありがとうございました。
#17 作本輝介Kousuke Sakumoto
公式予選:7番手(1分37秒251)
レース1:6位 レース2:5位
金曜日に初めて走り始めコースを攻略しながらセットアップを進めていきました。思うようにタイムを縮めることはできませんでしたが、マシンの状態はよくなっていました。予選では、最後にアタックしている最中に転倒してしまいチームに迷惑をかけてしまいましたが、素早く修復してくださったので、問題なくレース1を走ることができました。レース1のデータをもとにアジャストしたセットもいい方向にいき、レース2では、途中までトップグループについていくことができましたが、中盤以降離されてしまいました、両レースとも決して満足いく結果ではありませんでしたが、初めてのコースを戦うにあたって、自分自身に足りないものがハッキリしてきたので、改善していきたいと思っています。最後に、今回のARRC参戦のチャンスをくださったチーム、スポンサー、全ての関係者にお礼申し上げます。