日程・場所
第4戦マレーシア セパンインターナショナルサーキット
2022年10月7日(金)公式予選
8日(土)レース1
9日(日)レース2
予選では6番手につけたパサウィット!本番では…。
アジアロードレース選手権第4戦が10月6日(木)から9日(日)の日程でマレーシア・セパンインターナショナルサーキットで行われた。
当初、予定されていた中国ラウンドがなくなり、その代わりに再びセパンサーキットで開催された。
スケジュールも木曜日にフリープラクティスが2本行われ、金曜日はフリープラクティスが1本と公式予選のQ1とQ2、土曜日にレース1、日曜日にレース2と通常とは異なるものだった。
今シーズン2度目のセパンサーキットだけに、前回のデータと、ここまで戦い1000ccライダーとして成⻑したパサウィットに合わせたマシンセットを施し、走り始めから上位につけ順調なレースウイーク初日となっていた。
公式予選が行われた金曜日は、ウエットコンディションとなった。
今回は、フリープラクティスのコンバインでトップ10はQ2に進出し、Q1のトップ2と共にポールポジションを争うMotoGPTMと同じ予選方式で争われた。
パサウィットは、フリープラクティスで7番手タイムを記録しておりQ2に出走。
難しいコンディションながら6番手につけ2列目を確保していた。
土曜日に行われたレース1はグリッドに着いてから雨が降り始めてしまいレースディレイとなる。ウエット宣言が出され、周回数も9周に減算して行われることになる。
ここでウエット宣言された場合、レインタイヤでスタートしなくてはならないというレギュレーションがあるという情報があり、チームはウエットタイヤでパサウィットを送り出すのだが…。
クイックスタートでスタートが切られると、パサウィットは、好スタートを切り1コーナーで2番手に浮上。
2コーナーで3番手に下がると、その後もポジションを落としていく。タイヤチョイスが明暗を分けるレースとなり、スリックタイヤを選んだライダーたちが前に出ていく。
パサウィットは、同じレインタイヤを履くライダーとバトルをしながら周回を重ね9位でゴール。不完全燃焼なレースとなってしまう。
レース2はドライコンディションで行われ、パサウィットは、ここでも好スタートを切り4番手で1コーナーに入っていく。
そのままトップグループにつけ、前を走るザクワン選手のテールを追う。
しかし、2周目のヘアピン手前でエンジントラブルが発生。白煙を吹いてしまったためコース外に出てマシンを止め、そのままリタイアとなってしまう。
ライダー・監督コメント
伊藤真一 チーム監督Shinichi Ito Team Manager
パサウィットは、左手のケガもほぼ完治し、すごくやる気に満ちていました。
2度目のセパンということと1000ccに慣れて来たこともあり、 マシンセットも本来の方向に進みライダーとして成⻑を感じていました。
レースは残念な結果になってしまいましたし、特にレース2のエンジントラブルはライダーを始め、応援していただいている皆さんに申し訳なく思います。原因を明らかにして再発防止に努めます。
次戦、 最終戦は、タイホンダのお膝元のブリラムになるので、いいレースができるように、しっかり準備して挑みます。
#123 Passawit Thitivararak パサウィット・ティティワララック
公式予選:6番手(2分23秒140)
レース1:9位
レース2:DNF
左手のケガもよくなり、調子もよかったので残念な結果になってしまいました。
レース2は、スタートも決まりトップグループにつけていましたが、まだまだ余裕があったので表彰台に上がるチャンスだと思っていましたが…。
次戦は、早くも最終戦ですが、ホームでのレースとなるので、チームも頑張ってくれていますし、今シーズン最高の結果を残せるように全力を尽くします。