日程・場所
筑波大会
茨城県・筑波サーキット(1周=2.070km)
2025年6月21日(土):公式予選・J-GP3レース1 天候:晴れ コース:ドライ
22日(日):決勝・J-GP3レース2 天候:晴れ コース:ドライ
結果
J-GP3
15 タナチャット・プラトゥムトーン“オースティン”
RACE:1 予選12番手(タイム:1分00秒952)決勝:10位
RACE:2 予選13番手(タイム:1分01秒110)決勝:12位
30 ノップルットポン・ブンブラウェット“ウム”
RACE:1 予選11番手(タイム:1分00秒912)決勝:DNF
RACE:2 予選11番手(タイム:1分00秒924)決勝:18位
31 テーシン・インアパイ“ブライト”
RACE:1 予選17番手(タイム:1分01秒507)決勝:DNF
RACE:2 予選16番手(タイム:1分01秒560)決勝:23位
34 戸高倫太郎
RACE:1 予選18番手(タイム:1分01秒513)決勝:DNF
RACE:2 予選17番手(タイム:1分01秒575)決勝:17位
レース概要

全日本ロードレース選手権第3戦は、茨城県・筑波サーキットで開催された。
筑波は全日本選手権で使用される中で最もコース長が短く、1周は約2km。J-GP3クラスでは1分を切るラップタイムが出るタイトなコースで、バンクのあるコーナーも多く、独特のテクニックが要求される。
2年目のタナチャット・プラトゥムトーンは昨年の経験があるが、テーシン・インアパイ、ノップルットポン・ブンブラウェット、戸高倫太郎の3名は今回が初走行。前週のスポーツ走行で初めてコースを走ったが、レースウィークは真夏のような暑さでフィーリングにも影響が出た。
筑波ラウンドはJ-GP3クラス単独開催で、今年は2レース制。土曜日に予選とレース1、日曜日にレース2が行われるスケジュールとなった。
公式予選では、トップ勢が59秒台に突入する中、ノップルットポンが1分00秒912で11番手とチーム最上位。続いてタナチャットが12番手、テーシンが17番手、戸高が18番手だった。レース2のグリッドを決めるセカンドベストでも、ノップルットポンの11番手が最高位となった。
迎えたレース1では、スタート直後の1コーナーでテーシンと戸高が多重クラッシュに巻き込まれる。
テーシンはリタイア、戸高は数周後にピットに入りレースを終えた。
ノップルットポンとタナチャットは10位争いに加わっていたが、ノップルットポンは11周目の最終コーナーで転倒しリタイア。タナチャットが唯一完走し、10位でチェッカーを受けた。
日曜日に行われたレース2はさらに厳しいコンディションとなり、気温34度・路面温度60度という状況に。
チームはレース1の反省を踏まえ、マシンセットを調整。朝のウォームアップでは4人とも好感触を得ていた。
ノップルットポンは好スタートを切り、オープニングラップで10番手まで浮上。しかし、そこから徐々に順位を落として18位。
タナチャットは安定した走りで12位、戸高が終盤でノップルットポンを交わして17位、テーシンが23位で完走した。

ライダー・監督コメント
伊藤真一 チーム監督 Shinichi Ito Team Manager

筑波サーキットは、日本人ライダーが慣れている分、速さの差が出やすいコースです。
特にカントが多い独特のコーナー構成は、初めて走るライダーにとって非常に難易度が高く、今回も厳しいレースとなりました。
前戦SUGOでは良い走りを見せてくれましたが、まだまだ実力を伸ばす余地があります。
今回の経験を糧に、さらに成長できるようチームとしてしっかりバックアップしていきます。
今回もAstemo様、MITSUBA様、Honda様をはじめ、チームにご支援いただいたすべての皆様に心より感謝申し上げます。
この後は鈴鹿8耐に集中し、8月のもてぎに向けて万全の体制で挑みますので、引き続き応援のほどよろしくお願いいたします。
15 タナチャット・プラトゥムトーン “AUSTIN”

筑波は2回目の走行で、自分自身に期待して臨みました。
非常にテクニカルなコースで、小さなミスがタイム差につながるので、集中力が必要でした。
レース1は10位でしたが、上位が転倒した結果でもあり、満足できる内容ではありませんでした。ただ、完走できたことはポジティブです。
レース2に向けてセットを見直し、朝のウォームアップではいいフィーリングがありましたが、気温が上がった影響か、レース本番では感触が変わり、思うような結果になりませんでした。
今回のレースから自分に何ができたか、何ができなかったかをしっかりと見つめ直し、次戦に生かしたいと思います。
30 ノップルットポン・ブンブラウェット “AUM”

筑波は初めてのコースで、特にバンクが付いたコーナーが多く、非常に難しかったです。
日本人ライダーの走り込み量と速さを実感しました。
レース1は転倒してしまい悔しい思いをしました。
レース2ではウォームアップで良い感触があったのですが、決勝ではペースを上げることができず、自分の課題を感じています。
マシンの問題ではなく、自分の走りに原因があるので、今後しっかりと見極めていきたいです。
31 テーシン・インアパイ “BRITE”

レース1ではスタート直後の1コーナーで多重クラッシュに巻き込まれてしまい、レースができず悔しかったです。
レース2に向けて変更したセットはウォームアップで良好だったので、期待してスタートしました。
スタート自体は悪くなかったのですが、1コーナーのポジション取りに失敗し、数台に抜かれてしまいました。
その後は前のライダーに食らいつこうと集中しましたが、自分のペースを保つのが精一杯で、23位という結果になりました。
課題の残るレースでしたが、次戦・もてぎに向けて、自分に何が必要なのかをしっかり考えて準備したいです。
34 戸高倫太郎

レース1は後方グリッドからのスタートで、スタートもうまく決まらず、他車のクラッシュに巻き込まれてしまいました。
再スタートはできましたが、エアバッグが開いた状態だったため、ピットインの指示が出てリタイアしました。
レース2は非常に暑いコンディションで、タイヤマネジメントの重要性を改めて実感しました。
終盤は前の集団と同じペースで走れていたので、次戦・もてぎではレース序盤からもっと攻めて、前に出られるようにしたいと思います。たことをうれしく思っています。6月の筑波でのレースを楽しみにしています。応援よろしくお願いいたします。