【2024MFJ全日本ロードレース選手権 第1戦 鈴鹿2&4レース】可能性を感じた極寒の開幕戦

日程・場所

三重県・鈴鹿サーキット(1周=5.821km)
3月9日(土)公式予選
10日(日)決勝
天候:晴れ
コース:ドライ
観客動員数:33000人(2日間合計)

結果

JSB1000クラス
#32野左根航汰予選11番手(タイム:2分07秒890)決勝:7位
#36渡辺一馬予選15番手(タイム:2分08秒846)決勝:13位

目次

可能性を感じた極寒の開幕戦

全日本ロードレース選手権シリーズが3月9日(土)・10日(日)に三重県・鈴鹿サーキットで開幕した。4輪のF1が秋から4月開催となった影響もあり、鈴鹿2&4レースが1カ月以上も早く行われることになった。2024年シーズンは、野左根航汰が新加入しJSB1000クラスに参戦。渡辺一馬は引き続きST1000クラスにエントリーし、作本輝介はJSB1000からST1000にスイッチする。今回の開幕戦はJSB1000クラスのみの開催となり、野左根と渡辺がエントリーした。野左根はレギュラー参戦だが、渡辺はニューモデルとなったHonda CBR1000RR-RのST1000仕様で実戦テストを目的にスポット参戦した。

野左根は、2月上旬に岡山国際サーキットでHonda CBR1000RR- Rを初ライド。事前テストでは、2024年型をシェイクダウンするが、高速コーナーで転倒を喫してしまう。マシンは大破してしまうが、野左根に大きなケガがなかったことが不幸中の幸いだった。レースウイークまで1週間しかなかったが、チームスタッフの懸命な作業によりマシンは何とか間に合っていた。

木曜日から特別スポーツ走行があり、ここで野左根は再びイチから新車で走り出すことになる。一方、渡辺は、事前テストからJSB1000マシンとは差がある中、目先の順位よりも着実に前進しデータを備蓄。セットアップを進めていった。ただ、気温は低く、コースコンディションは決してよくなかった。金曜日の走行でもマシンセットを進める中で、ラップタイムは、野左根が2分07秒台、渡辺が2分08秒台と上がって来ていた。しかし、土曜日の公式予選は、開始直前に雪混じりの雨が降ったこともありキャンセル。グリッドは金曜日の総合結果で決まることになり、野左根は11番手、渡辺は15番手からスタートすることになっていた。

日曜日は青空が広がったものの気温は低く寒い一日となった。その中で決勝レースが行われた時間は、一番気温が上がり、レースウイークの中では、一番いいコンディションで争われた。野左根はスタートを決め6番手、さらにポジションを上げ5番手を走っていたが、4周目の最終コーナーで転倒があり、赤旗が提示される。レースは仕切り直しとなり、再び14周先のゴールを目指し2度目のスタートが切られる。

野左根は、ここでも好スタートを切りオープニングラップに6番手までポジションアップ。渡辺は16番手につけると2周目に一つポジションを上げる。野左根は、フロントタイヤをやわらかめに変更。これが、いい方向にいかず中盤以降、ペースを上げることができず2つポジションを下げる。10周目に前で転倒があったため、ポジションを一つ上げると、この転倒のためにセーフティーカーが入る。レースは、そのまま赤旗が出されて終了となり、野左根は7位。渡辺は13位という結果となった。

ライダー・監督コメント

伊藤真一 チーム監督 Shinichi Ito Team Manager

「Astemo様、MITSUBA様、ホンダモーターサイクルジャパン様を始め、多くの皆様のおかげで新しいシーズンを迎えられたことを感謝申し上げます。Honda CBR1000RR-Rも新型となりましたが、Honda様のご協力もありグリッドに並ぶことができました。新しく加わった野左根にとってHondaでの初レースとなりましたが、ベストラップは2分06秒台に入っていますし、すごく可能性のある走りでした。マシンセットが進めば、もっと上にいけますし、野左根を迎え入れたことは間違っていなかったと感じました。渡辺も新しいマシンをシェイクダウンしたばかりにも関わらず、昨年の最終戦よりも、いいペースで走ることができ、もてぎに向けて、いい実戦テストになりました。次戦もてぎは、作本、2人のタイ人ライダーもそろうので、チーム一丸となって挑みます。2024年シーズンも応援よろしくお願いいたします」

JSB1000 #32 野左根 航汰

「11番手グリッドと後方からのスタートでしたが、すぐに6番手まで上がったのですが赤旗になってしまいました。2度目のスタートもうまくいき、やわらかめのフロントタイヤで挑みました。最初はよかったのですが、2、3周したところで、予想しない挙動が出て来てしまいペースを上げることができなくなってしまっていました。そこからポジションを落としてしまいましたが、初戦にしては最低限のレースができたと思います。決勝で他のライダーと走ることができて分かったこともありますし、まだまだ自分もマシンもノビしろがあるので、次戦のもてぎは得意なコースなので、いいレースをしたいですね」

JSB1000 #36 渡辺一馬

「今回の一番の目的はST1000クラス初戦となる、もてぎに向けてニューCBR1000RR-Rの理解を深めるためと、レース感をつかんでおくのはアドバンテージになると思い参戦させていただきました。チームに感謝いたします。その目的は十分に達成できたと思います。新しいスタッフもいる中で、レースができたこともよかったと思います。ST1000仕様でJSB1000クラスに出るということは、上位に食らいつきたい気持ちもありましたが簡単ではありませんでした。悔しい気持ちもありましたが、レース内容としては2分08秒台にも入れることができましたし、シーズン初戦のレースにしては上々だったと思います」

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