ARRC第2戦は、マレーシア セパンインターナショナルサーキット。
アジアロードレース選手権(ARRC)第2戦がマレーシア・セパンインターナショナルサーキットで開幕戦から2カ月のインターバルをあけて行われた。
ASB1000ルーキーのパサウィット・ティティワララックにとって、セパンを1000ccで走るのは、もちろん初めて。
まずは開幕 戦からマシンはほとんど変更せず少しでも多く走り込むことから始めたのだが、このインターバルの間に開催されたタイ選手権の 600ccクラスに参戦したこともあり、1000ccの感覚がリセットされてしまい、一からのスタートとなっていた。
なかなかタイムが出ずにいたが、それでもセッションごとにタイムを縮めていき、公式予選では2分06秒668をマークし、7番手グリッドにつけていた。
レース1はスタートで出遅れてしまい10番手にポジションダウン。
さらに2周目に2コーナーで転倒。すぐに再スタートするもの の最後尾に下がってしまう。
さらに5周目にも4コーナーで転倒。再びコースに戻ると、他車のリタイアもあり10位でゴールする 結果となった。
日曜日朝のウォームアップ走行ではフロントのサスペンションをソフトにして6番手。テレメトリーの佐能氏が今回は現場に来て くれていたので制御系のセットも進んでいた。
迎えたレース2。スタートは、またも出遅れてしまい9番手につけ、2周目には、前を走るアズラン選手をかわすが、すぐに抜き返される。この後、アズラン選手とのバトルを最後まで繰り広げていくことになる。
序盤は、4台の7番手争いとなっていたが、こ こからパサウィットとアズラン選手が抜け出し、一騎打ちのバトルを繰り広げる。何度もポジションを入れかえながら周回を重ね ていくが、僅かに及ばず8位でチェッカーフラッグを受けた 。
アジアロードレース選手権(ARRC)第2戦マレーシア
第1戦タイ チャンインターナショナルサーキット
2022年3⽉26⽇(⼟)公式予選・レース 27⽇(⽇)レース2
伊藤真一 チーム監督Shinichi Ito Team Manager
「開幕戦から2カ月空いて迎えたセパンでは、ライダーの経験の少なさが出てしまいました。そこを、うまくカバーして あげられるように、チームとしても課題が残りました。ポジティブな面もあったので、次回のSUGOラウンドではトップを狙えるようにしたいですね。今回はタイとマレーシアの Astemoさんが連携してサポートしていただき、とても助かりました。チームを代表して感謝申し上げます。 」
#123パサウィット・ティティワララック Passawit Thitivararak
公式予選:7番手(2分06秒668)
レース1:10位
レース2:8位
「レース1では2度も転倒してしまいチームに申し訳ない気持ちでいっぱいでした。フロントにハードタイヤをチョイスしたところ、思ったようなグリップが得られずフロントから転倒してしまいました。レース2でもレース1の転倒の影響もあって、うまく止めきれずポジションを上げることができませんでした。この経験を生かして、次戦は、チームのホームレースになるの で、いい走りができるように全力を尽くします。」