コンディションは雨。途中転倒のアクシデントもレース2では6位入賞!
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全日本ロードレース選手権第2戦が三重県・鈴鹿サーキットで開催された。
今回は、4輪のスーパーフォーミュラと併催の2&4 レース。
全日本ロードレースは、JSB1000クラスのみとなっており、Astemo Honda Dream SI Racingからは、作本輝介がエ ントリー。前週にテスト走行があり、開幕戦レース2で転倒したマシンの確認からスタート。徐々にだが、いい方向にマシンセッ トも進んできていた。
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今回も木曜日から走行があったが、2&4レースはJSB1000クラスにしては朝が早いスケジュールとなる。
鈴鹿8耐を見据えて スポット参戦するライダーも多く、今回は2グループに分かれてセッションが行われた。
初日は、3本走行があったが、2本目から 雨が降ってきてしまいウエットコンディションとなったが、開幕戦での課題を復習するには、いい機会となっていた。
金曜日は、 ドライコンディションとなり、マシンセットを進めていった。
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30分1セッションで行われた公式予選。作本は、自己ベストを更新し2分07秒台に入れ、2分07秒866をマークするが、周りも 速く9番手。
セカンドラップタイムでは8番手となり、レース1、レース2共に3列目からスタートすることになった。
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14周で争われたレース1。作本は、まずまずのスタートを切るが1コーナーではポジションを上げられない。
それでもオープニングラップで3台をかわし6番手に浮上。さらに2周目の1コーナーではヤマハファクトリーの岡本選手をかわして5番手に上がる。 しかし、4周目に抜き返されると、その後はペースを上げられずポジションを落とし8位でゴール。
レース2が行われた日曜日は雨に見舞われ、朝のウォームアップ走行からウエットコンディションとなった。
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初日にウエットは 走っていたが、決していい状態ではなかった。
この朝の走行でも、フィーリングがつかめずにいたところ転倒を喫してしまう。
幸いケガはなかったものの、マシンは大きくダメージを受けてしまい、スペアバイクを急きょレース2までに準備することになる。
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ウエット宣言が出されたため、当初の予定の16周から2周減算で行われたレース2。
作本はスタートを決め6番手で1コーナーに 入るが、マシンの感触をつかむまでペースを上げられず11番手までポジションを下げてしまう。
しかし、6周目にアクシデントが 発生し、セーフティカーが入ると4周に渡ってコースにとどまる。
そしてリスタートが切られると1台、また1台と前をいくライダーをかわしていく。
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最終ラップの最終コーナーでも1台をかわし6位入賞を果たした。
次戦、第3戦オートポリス2&4レース(JSB1000クラスのみ)は、5月21日(土)・22日(日)に行われます。
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MFJ 全日本ロードレース選手権 第2戦 三重県 鈴鹿サーキット
2022年4月23日(土)公式予選・レース 24日(日)レース2
伊藤真一 チーム監督Shinichi Ito Team Manager
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「開幕戦では、うまく機能させられなかった部分、レース 2で転倒していたこともあったので、その反省点を前週にあったテスト走行で確認することから始めました。
セーフ ティカー後にペースを上げることができ6位でゴールできたことは、作本本人はもちろん、チームとしても収穫が あったと思います。
まだまだトップとは差がありますし、 自分たちの目指している場所で戦えるように、さらなるレ ベルアップをしていきます。」
#27 作本輝介 Kousuke Sakumoto
公式予選:9番手(2分07秒866)
公式予選2: 8番手(2分07秒930)
レース1:8位 レース2:6位
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「朝のウォームアップ走行で転倒してしまいチームに迷惑をかけてしまい申し訳ありませんでした。
そこから決勝までにスペ アバイクを用意してもらい何とかレース2を戦うことができました。
ただウエットでの状況は、よくなくタイムも出ていなかっ たので、チームと相談しながら決勝に向けてセットを変更しました。
序盤は、なかなかマシンに合わせることができなかったのですが、
セーフティカー解除後にペースを上げていけたことは、よかったと思います。
ドライでも満足できる状況ではない のですが、少しずついい方向に進んでいるので、次戦は、もっといい状態でレースができるよう挑みます。」